徒然

統合失調症オタクメンヘラの戯言

自己承認欲求の消失

最近本当に自己承認欲求がなくなった。

それはまだわたしが入院前、メンがヘラっていたときの話だ。
わたしはいわゆる自撮り垢を持っており、ネットに安直に顔を晒しては、いいねがつくのを待っていた人間だった。
所詮ネットはネット、それに、今は加工アプリの充実によって、誰でも美少女になれる時代である。
それでも誰かに褒めてほしくて、毎日毎日自分がかわいく写る角度を研究しては、日々自撮りに励んでいた。

よくある話だ。
ツイッターを見てみると、ネットに顔を晒しているメンヘラ(?)はたくさんいる。
「らぶりつください」「少しでもいいと思ったらいいね」などのハッシュタグを検索してもらえば、顔面添付ツイートがたくさん見られるだろう。

そんな折に入院した。
入院してなにが変わるんだ、と思っていた。
今思い返してみても入院生活は地獄だったし、もう二度と経験したくない。
けれど、入院を経たわたしは、驚くほどメンタルが健康になった。

そうしたら、これまで胸に抱えていた自己承認欲求が消えた。
自撮り垢も消した。
ネットで誰かに褒められずとも生きていけるだけのパワーがついた。
いくらネットでチヤホヤされても、現実のこのさみしさもかなしさも埋めることはできないんだと気づいた。

自己承認欲求がないということは、自分に自信がなく、自分になにも期待していないこととほとんど同義である、とわたしは思っている。
自分には価値がない。
今のわたしはなにもできない。
だからこそ、がんばらねばならないのだ、と思えるようになった。
誰かに認められたいわけではない。わたしは、自分に自信が持てるようになりたい。
そこに他人の目は必要ない。
わたしは生きたいように生きて、死にたいように死ねればいいのだ。
わたしは自分の足で立てるくらいに健康になった。
がんばろう、という気持ちが湧いてくるようになって、自分は少しずつ寛解に向かっているんだ、とわかり、とても嬉しい。

人の目を気にせず生きるのは気楽だ。
はたから見たら、わたしはただのニートだが、わたしはわたしなりに今やるべきことをやっている。
周りがどう思おうと関係ない。
精神疾患を患っているからなにもできない、というわけではない。
メンヘラだから、を理由になにもしないのはただの怠慢だ。
なにもできない日も多いけれど、すこしがんばろうと思えればそれで御の字ではないか。

今はただの石ころだけれど、いつかは玉石になるように。
日々を生きていきたい。

〈今日の出来事〉 今日はカラオケに行ってきた。
昨日の晩はなぜか眠れなくて、徹夜状態で行ったが、案の定カラオケで3時間くらい爆睡した。
最近97点くらいまで出せるようになってとてもうれしい。
歌は個人的に頑張っているものだ。
着々と上手くなっていっててやりがいを感じる。
こういう些細なことから頑張っていきたいなあと思う。

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