徒然

統合失調症オタクメンヘラの戯言

「ミステリークロック」貴志祐介

読み終えた。

この本を読むのは2回目だ。
貴志祐介の本は大体読んでいたが、防犯探偵榎本シリーズは特に好きで、新作が出ると知った日は興奮で眠れなかったし、文庫になるまで待ちきれなくて、単行本で買った。

内容は、短編4本である。
「ゆるやかな自殺」「鏡の国の殺人」「ミステリークロック」「コロッサスの鉤爪」
タイトルにもなっている「ミステリークロック」は、4本の中でも長く、トリックもあっと驚くものだった。
時間を題材にしたミステリー小説は数多く存在すると思うが、n番煎じだと感じさせない迫力があった。

ただ、文中に♡が使われていたり、ニコニコ動画なる単語が使われていたりして、時代の流れを感じた。
文中で使う数字は漢数字、記号は使わない、といったわたしの常識はもう通用しない時代になったんだなと感じた。

今日は雨が降っているから、新しい本を探しに本屋に行く気力がわかない。
明日、気が向いたら行ってみようかと思う。

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