徒然

統合失調症オタクメンヘラの戯言

「水車館の殺人」綾辻行人

読み終えた。

この本を読むのは何回目になるかわからない。
それだけたくさんの回数を読んだし、読むにつれて本に抱く印象は変わっていった。
しかし、それでも、初めて読んだときに感じた読みやすさは忘れられない。
何回読んでも読みやすい。そう感じた。

正直トリックは最初のうちにわかってしまうのだが、それでも「この流れをどう書くのだろう」と思わせてくれる本だった。
最近目がきたわったのか、最初のうちにネタがわかってしまうことが多いのだが、それはそれで別の楽しみ方ができるのでいい。
どう描くか。そこに着目して読むと、また一味違っていいものだな、と思った。

次は迷路館を読もうと思っている。
読書をして過ごす日々。最高である。

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「ある閉ざされた雪の山荘で」東野圭吾

読み終えた。

東野圭吾の作品では特に「容疑者Xの献身」が好きで、これ以上にはないと思っているのだが、この作家は何を読んでも特別ハズレということがないなあと、改めて思わされた本だった。
この本は、わたしの好きな「今まさに殺人が起こっている」という体で進む。
楽しく読むことができた。
そんなに長くもないので、すぐに読み終えることができ、なおかつこれまでの作品をもう一度読もうと思わせてくれた。

次からは、過去に読んだ本をもう一度読み返していこうと思う。
読み返したい本はたくさんある。
最近は読書が充実していて毎日楽しい。 にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
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「占星術殺人事件」島田荘司

読み終えた。

こういった過去の事件を解決する形のミステリーは、浅学非才ながら初めて読んだ。
読者へ挑戦するような文言が書かれていて、一度本を閉じて犯人が誰か考えた。
が、結局誰かわからず続きを読み、結末に驚いた。
これがデビュー作だというのだから驚きだ。

ただ、これは個人の好みの問題になってしまうが、わたしは「今殺人が起きている臨場感」が好きな人間なので、過去の事件を解決するというこの本の展開にはそんなに熱くなれなかった。
おもしろい本だとは思う。
思うが、わたしはまさに殺人が起こっている現場で謎を解くミステリーが好きだ。

まだまだ本はたくさんある。
どんどん読んでいこうと思う。

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誰かに殺される気がしてやまない

今日は医者の日だった。

最近どうですか、と聞かれ、近況を伝えた。
一人暮らしを始めて一ヶ月と数週間。
幻聴は聞こえない。
将来に不安もない。
ただ、最近は誰かに殺される気がしてならないのだ。

たとえば、家に殺人犯が押し入って殺されるかもしれない。
たとえば、「人を殺してみたかった」とかいう動機でなんの尊厳もなく殺されるかもしれない。
たとえば、道を走っている車が道を歩いているわたしへ突っ込んでくるかもしれない。
これは少し毛色が違うが、地震が起きて死ぬかもしれない、大切な抱き枕ちゃんが消失してしまうかもしれない。個人的にはこれが一番怖い。

不安なのである。
現実的なことにはなんの不安もないが、これらの不安は確信を持って言える。
そんな話を病院でしてきたら、「それは妄想だよ」とばっさり切られた。
でも、周囲から見ればただの妄想だとしても、わたしにとっては真実なのだ。

誰かがわたしを殺そうとしている。
世界が終わる気がする。
それがどうしようもなく怖い。

怖くないのだろうか。
健常者は、人が怖くないのだろうか。
わたしは怖い。
信頼できる誰かと一緒だと怖くないが、一人になると途端に殺人犯の目に怯えてしまう。
わたしは狙われている。
確信をもって言える。言い切れる。

医者に「妄想だよ」と言われて、「これ妄想なのか」と思った。
妄想ということは、統合失調症の陽性症状がまだ強く出ているということだ。
薬もすでにマックス処方。これ以上は増やせないのが現状だ。
これがひどくなってしまうと、また入院なのかもしれない。

入院はしたくない。
ご飯がまずすぎて食べないでいたら栄養失調になったからだ。
でも、この恐怖から解放されるなら、また入院も選択肢のひとつではある。
絶対に選びたくない選択肢だが。

いつかこの恐怖も消えるのだろうか。
消えるといいな。

〈今日の出来事〉
今日は本屋で本を買ってきた。
一週間毎日読める分を買ってきたので、本をすべて読み切るまでは退屈せずに済む。
読み終えたら、またここに感想をしたためたいと思う。

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自己顕示欲の消失

承認欲求に加えて、自己顕示欲もなくなった。

わたしがツイッターでいわゆる自撮り界隈にいたときは、加工ゴリゴリの別人写真をあげて、いいねをもらうのが趣味だった。
けれど、心が健康になってきて、それらがとても馬鹿らしいものに感じるようになった。
加工を施したわたしは本当に別人だし、実物はお察しだし、どれだけ褒められてもそれはわたしの自撮りというひとつのアートに対する賞賛でしかないと気がついた。
わたしはもう自撮りをネットに上げることはなくなった。せいぜいアイコンにする程度に収めた。

すると、あらゆることにおいて自己顕示欲が消えた。
ひたむきに夢に向かってがんばって、その夢が叶えば、自己顕示欲も自己承認欲求も満たされると思ったのだ。
わたしが今やるべきことは自撮りでもなんでもなく、夢に向かってひたすらに努力することだ。
存在意義を履き違えてはならないと思った。

自己承認欲求もなければ自己顕示欲もない。
非常に淡白な人間だ。
人間誰しも承認欲求はあるし、自己顕示欲だってあると思う。
今のわたしにはそれがない。
心が健康になったというわりに、人間としてかなり不安定だ。
だって、わたしは誰に認められなくても自分のやりたいことだけをがんばると決めたのだから。
認められたい、からではなく、やりたいから、やるんだ。
わたしにはなりたいものがあって、だからこそそれだけに集中してやれるのだ。

認められたい、認めさせてやる、という気持ちはたいせつなものだと思う。
それがモチベーションに繋がることもあるからだ。
けれど、わたしにはなにもない。
こうしてブログを書いているが、べつに誰に読まれてなくてもかまわないとすら思える。
わたしが思ったことを書き連ねるだけの場所。それがブログだ。
ネットに発信している盛大な独り言である。

今のわたしには食欲睡眠欲以外の欲がない。
修行僧かよ、と我ながら思う。
けれど、わたしの生き方はそれでいい。
やりたいことだけに全力投球して、楽しければそれでいいのだ。

わたしはつまらない人間だ。
欲もなく、好きなこと以外では非常に淡白だ。
でも、夢を追う人間としては、わたしの在り方は間違っていないと思う。
これからも、ひたむきに夢だけを追いかけて、毎日本を読んで、たまに弟くんが誘ってくれるカラオケに行って、ストレス発散して、帰ってきたらまたパソコンに向かうなり本を読むなりする。
わたしにはそんな生き方が性にあっているのだろう。

つまらない人間から早く卒業したい。
何年後になるかわからないが、わたしは絶対に夢を実現させたい。
今は、それだけで十分だ。

統合失調症という病気を抱えながらなにかに集中することは割と難しい。
将来に関して不安はあまりないが、そんなことねえだろ、ということで不安になったりする。
たとえば、後ろから車に轢かれるんじゃないか。地震が起こるんじゃないか。大切な家族が怪我をするんじゃないか。枚挙に暇がない。
そんな不安ばかり抱いてなにかに熱中するのは難しい。
けれど、やらなければならないことだ。
わたしのこの不安がただの不安であってほしいと願う毎日。

がんばろう。
わたしががんばれば、きっと道は拓ける。
何事も前向きに、捉えてがんばりたい。
恐怖に打ち勝つ強いメンタルを手に入れるためにも、わたしはまず自分に自信をつけなければならない。
これが意外と難しいのだけれど。
それでもやるしかない。

がんばろう。
諦めなければ、なんらかの形でわたしの努力は報われると信じて。

今日はこれから弟くんとカラオケに行く。
心優しい弟なので、わたしが家にずっと引きこもらないように、定期的にカラオケに誘ってくれる。
歌もめちゃくちゃ上手くて「プロか?」と思うくらいだ。
弟先生にどうしたら歌が上手くなるのか指南していただこうと思っている。

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「ミステリークロック」貴志祐介

読み終えた。

この本を読むのは2回目だ。
貴志祐介の本は大体読んでいたが、防犯探偵榎本シリーズは特に好きで、新作が出ると知った日は興奮で眠れなかったし、文庫になるまで待ちきれなくて、単行本で買った。

内容は、短編4本である。
「ゆるやかな自殺」「鏡の国の殺人」「ミステリークロック」「コロッサスの鉤爪」
タイトルにもなっている「ミステリークロック」は、4本の中でも長く、トリックもあっと驚くものだった。
時間を題材にしたミステリー小説は数多く存在すると思うが、n番煎じだと感じさせない迫力があった。

ただ、文中に♡が使われていたり、ニコニコ動画なる単語が使われていたりして、時代の流れを感じた。
文中で使う数字は漢数字、記号は使わない、といったわたしの常識はもう通用しない時代になったんだなと感じた。

今日は雨が降っているから、新しい本を探しに本屋に行く気力がわかない。
明日、気が向いたら行ってみようかと思う。

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結局ただのメンヘラ日記になる

参加カテゴリーを統合失調症に変更しました。
わたしと統失とは切っても切り離せないものなので……。

わたしはこれでも、読んでいて暇が潰せる程度の記事を書こうと日頃地味に努力している。 けれど、書くことは大体メンタルの話や、メンヘラについての話だ。
オタクも楽しいけれど、メンヘラであることの苦しみだってある。
書きたいものをモラルに反しないで好きなだけ書けるのは個人ブログの最大の利点であるため、これからも好き勝手いろいろと書いていきたい。

メンヘラ。
わたしはあまりこの言葉が好きじゃない。
精神病でもなんでもない人間が自称メンヘラを名乗り日々あげる自撮りに「らぶりつください」とツイートしているこの世は末期だ。
ちょっと前だったらニコ生、今はツイッター
一般人が簡単に承認欲求をを満たせるツールはごまんとある。
まあツイッターは好きにツイートする場所なので、なにを言っていても「へえ」って感じなのだが、好きじゃないな、という気持ちは拭えない。

だからといって、病気に対して前向きな人がいいのかと聞かれたら、答えはノーだ。
なりたくもなかった病気にかかって、それで前向きに病気と付き合っていきましょう! と言われても、「それができるんだったらとっくにやってる」と思う。
この世に吐きたい呪詛はいくらでもある。
統失になったこと。入院したこと。家から追い出されたこと。不安で日中滅多に外に出られないこと。
文句を言ったところでどうにもならないので書かないが、ひとことだけ言うならば、わたしは善人でも人格者でもなんでもないのである。

オタクらしい話もしたいのでしようと思う。
最近YouTubeヒカルの碁が公式から配信されているので、それを見ているのだが、このアニメ、めちゃくちゃおもしろい。
わたしは嗜み程度に囲碁が打てる人間なので、もっとおもしろいと感じているのかもしれない。
塔矢アキラが絶妙にわたしの心を揺さぶる。
わたしは愚直なほどまっすぐでがんばっているキャラクターが大好きだ。
まだまだ全話見るには時間がかかるが、楽しく見ていこうと思う。

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